NISHIHARA GUITARS

京丹波にあるアコースティックギター・ウクレレ工房です | The acoustic guitar and ukulele workshop in Kyotanba Kyoto Japan.

年末年始のお知らせ

間も無く後半に差し掛かりますが、12月、1月の予定です。

 

12月の休日    14 、15日

22 日(日曜)30日 31日

 

1月    1日〜5日

12日(日)

19日 (日)22日(水)

26日(日)

予告なくお休みする場合がありますので、お越しの際は事前のご連絡をお願いいたします。

 

 

 

 

新しい道具

お盆休みをえてまたブログ再開していきます。

 

先日晴れて35歳になったのですが、毎年感じることなのですが、自分が小さいころの35歳はもっと大人だと感じていましたが、今の子供や若い方たちからはきっと年相応に見えていると思うと、少し身が締まるというか、自分が振り返って恥ずかしくないように過ごさないと、と感じます。

 

 

 

 

そしてちょうど歳をまたぐ日、昇降盤の刃の研磨を出しに大工道具屋さんへ行ったのですが、前から少し欲しかった新しい鑿を勢いで買い、持って帰ってきました。そんなに高価なものではないですが、端正な仕上がりと、何よりちょっと粋な雰囲気の店主のおっちゃんから購入できたのはとても満足です。

 

ついつい性格的に最先端の新しいものばかりに目が行ってしまう日々ですが、こうやって自分を振り返り、初心に戻ることも新鮮で良い感じです。

 

まだまだ日程も場所も決まっていませんが、来年は久しぶりに工房主催の展示会をやろうと思っています。独立したての頃に友人で大変お世話になったカロトで「tone color」を開催させてもらったことがとても懐かしいです。

同じものは出来ませんが、あの時のような自分らしい形の展示会を計画していますので、またこちらで報告させていただきます。

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盆に完成 Tenor

暑い日が続く中、完成しました。

写真を取ろうとしたらカメラのバッテリーが切れてしまい、撮るのが面倒になってしまったので、また後日に。

今回2ヶ月ほど前に、同じ材のブレーシング違いのテナーを製作したんですが、中の構造が違うだけで

音の印象は大きく変わりました。

日々凝り固まった頭の中の日頃の考え方をほぐすのにはとても良い結果です。

 

明日は台風が来る前に、これから使う素晴らしい木材の製材をしておこうと思います。

完成は秋前かな。

 

 

工房前のサルスベリ

今年も工房前のシンボルツリーのサルスベリが咲き始め、長いようで短い夏が始まりました。

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日程について

9日の午後(土曜)、10日の日曜は

久しぶりに工房を開けていますので、ご来訪希望の方は前もってご連絡をいただいた上で

お越しいただければと思います。

作業中で電話に出られない場合がありますので、その場合はメールnishiharaguitars@gmail.com

までご連絡ください。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

New type

新しいスタイルのギターを製作しています。

基本はフラットトップなのですが、アーチトップギターのようなホールとエレベーションネック、テールピースが着く予定です。サイズはうちのSJがベースです。

ヘッド形状も今回は新しい形に変えています。

いつもと違う音楽を弾きたくなるようなギターになってくれると良いなーと思います。IMG_6552

Lotus Tenor

年に4から5本くらいのペースで製作しているLotus Acoustics.

もうすぐ完成です。今回はテナーサイズですが、ギターのXブレーシングを採用しています。
デザインはいたってシンプルですが、結構色の濃いハワイアンコアだったので、
ロゼッタにはパウアシェルを採用しました。普通のアバロンシェルに比べて青みが強く、
個人的には濃い色味の木材にマッチすると感じています。

かなり細かいピッチのカーリーが入っていてとても目が詰まったマスター材です。

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マーチンウクレレ

現在マーチンのウクレレをタッチアップ、バックの再塗装でお預かりしています。

手前がバリトンで奥がテナーサイズ。無駄な装飾のない綺麗なスタイルです。

経年変化でかなり柔らかくなったラッカーが、ちょっとした拍子にぽろっと塗膜が剥がれたり、

ネバつきがひどくなったりしています。再塗装の唯一のネックは仕上がりが綺麗になりすぎるところです。

磨き加減の調整はしますが、それでもビンテージ感の塗膜に合わせるとわざとウェザーチェックをいれたりとまた同じように劣化していきます。色味はできる限り同じにして、塗膜は新しく、磨きは馴染ませて、また新しい時と共に傷や汚れを刻んで言ってもらう事がうちの工房の方針です。

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完成

NINE D

最近完成したカスタムオーダーギター ラッカー仕上げ

インディアンローズウッドをサイドバックに使用したモデル。

アディロンダックスプルースの振動はやはり心地よく、耳障りなキンキンとした音が抑えやすいと思っていて、

とてもいい木材だと思います。

 

新しい自分のギターを作りたい。

 

 

 

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サドル2

もう一つサドルの話

ブリッジに嵌めるサドルの出具合は弾き心地や音にも影響します。

経年でかかったテンションによってお腹が膨れたり、サウンドホール側が凹んだり、ネックが起きたり剃ったり、

変化していくギターの形。

弦高もテンション感も音も人によってベストが違うので、それがまた面白い。

奥が深い。

 

 

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サドル

ここ最近の暑さはとんでもない。

去年が暑かったので今年はましかなと思っていましたが、外にいても

中にいてもとんでもない暑さです。

ここ最近パソコンとカメラを触る機会が増えてきましたので、またブログを

まめに書いていこうと思っております。

 

時系列はバラバラですが、今回はサドル交換

GIBSON J-45カスタムの個体です。

元々のセッティングも悪くはなかったのですが、ナットを削り、サドルはミカルタから牛骨へ。

よくある交換作業ですが、弦交換と同じく音が変わる部分です。

まだギター自体は新しいですが、すでに気持ちいい音がなっていて、これからがとても楽しみです。

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七月、八月

お盆が近づいてきており、不定期のお休みになります。

今後のお休みのスケジュールです。

 

7月

20日(土)21日(日)

28日(日)

 

8月

4日(日)

15〜18日 お盆休み

25日(日)

 

納品等で不在の場合もありますので、ご来訪の際は事前のご連絡を

よろしくお願いいたします。

 

 

 

フレンチポリッシュ

先日ようやく完成したRN OO 13F Joint.

全体的なルックスもオリジナルシェイプに、マーチンのヘッドシェイプやレクタンギュラーブリッジ、ロゼッタにはヘリンボーン、そして塗装はフレンチポリッシュと今までしてこなかった伝統的な部分を混ぜた仕様になりました。

ですが完成してみるとデザインはとてもまとまった雰囲気。音は13Fがよく効いており、深くウッディな鳴りになりました。フレンチポリッシュにしたことも結果に繋がったと感じます。すごく自分好みで、同じものが自分用に欲しくなりました。

 

シェラックニスは塗膜形成がラッカーよりも時間がかかり、とても薄く仕上がる感じがしました。仕上げの度合いは重ねた回数と最終の上げで変化し、個人的にはラッカーのようにビカビカに仕上げない方がウッディさが残りいい印象です。

 

 

今後の変化に期待を詰め込んで、名残惜しさとこれからの楽しみを残して巣立って行きました。

本当にありがとうございました。

 

 

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六月

先月の東京ハンドクラフトギターフェスを終え、ようやく平常運転で製作を開始できています。

 

最近は新しいことに多く取り組んでいます。

少しずつ紹介していきたいとは思っていますが、なかなか毎日ブログをつける習慣がなく困ったものです。

 

最近塗装作業でニトロセルロースラッカーにアレルギー反応が強く出るようになってきました。

前々からあまり体質に合っていないなぁと思ってはいたのですが、ここ一二年はちょっと辛くなってきました。

美しく仕上がりラッカーの風合いは好きなのですが、今後は自分の体を考えて新しい塗装え変えていくと思います。

もう少しはラッカーが続くと思います。次はフレンチポリッシュは確実にやっていきます。もしかすると他の塗料も試していくかもしれません。

それとちょくちょくお問い合わせいただくのですが、現在オーダーストップをしていますが、ギター、ウクレレの調整や修理は変わらずやっています。やはりたくさんのギターやウクレレが見ることができて楽しいので。

内容が全くもってまとまってませんが、変わらずやっていますの報告でした。

 

 

 

カスタムオーダーについて

やっと春が目前になってきました。

京丹波町は京都より少し北に位置している場所ですので、朝晩はまだまだ寒さが残っており、

本格的な春の訪れはもう少し先になりそうです。

 

そして今年はとても久しぶりに東京ハンドクラフトギターフェスに出店する予定でいます。

これ以降はしばらく出店が少なくなると思います。なのでいいギターを作っていきます。

 

それと、カスタムオーダーについてですが、しばらくの間休止させていただきます。

再開については今の所未定です。ご了承ください。

 

それではどうぞよろしくお願いいたします。

 

NISHIHARA GUITARS   西原 悠紀

お支払い方法について

今まで現金お支払い、お振込みのみでしたが、新しくSquareでの各種クレジットカードでのお支払いが可能になりました。

お越しいただくことが難しい遠方からの決済も可能です。(Visa, Master Card, American Express, JCB, Diners,DISCOVER)

当工房でのお支払いの際は一括払いのみとなりますが、各クレジットカード会社によって決済後の分割払いが変更可能ですので、

あらかじめご確認をお願いします。

 

また、PayPal、PayPay、楽天ペイ(こちらはリペアのみ導入予定)の取り扱いも可能になります。

他社のお支払いも追加予定です。

 

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

 

 

山梨〜長野工房訪問 2

工房訪問2日目。

 

この日は夜に台風が来る予定でしたので、夕方には京都に戻ります。

午前中早い時間に甲府を出発し、目的地は長野県の内田さんがされている内田ギターへ。

 

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とても標高の高い場所に位置し、峠を車で上がっていった場所に工房はありました。

僕がギター製作を始める前から、個人製作業界では草分け的な存在で耳にしており、何よりギターを見ればすぐに内田さんが作ったものとわかるギターは独創的で唯一無二の芸術的かつ音楽的なギターを製作されています。

今回初めてお会いしたのですが、工房はとても美しく整理されており、動線がしっかりと確保されている素晴らしい工房でした。

そして素晴らしいお人柄で、今回初めてお会いさせてもらったのにも関わらず、とても暖かく迎えていただき本当に感謝しています。

今こうやって自分でギター製作を始めた段階でお会いできて本当に良かったと思います。その節は本当にありがとうございました。

 

おおよそ2時間ほどお話をお伺いした後、今回の最終訪問の場所へ。

内田さんの工房からおおよそ30分ほどの位置にある大屋さんの工房へお邪魔しました。

実は今回の訪問は2回目で、僕が以前の職場に勤めていた頃、お話を伺いに大屋さんを訪ねたことがあります。

今回は大屋さん宅で開催されていたオープンハウスにお邪魔させてただきました。

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工房を始める前にたくさんのアドバイスをいただいたこともあり、今回の訪問は

自分にとってとても感慨ぶかいものでした。

やってきたことを振り返ることのできるとても大事な時間になったような気がします。

製作されるギターは大屋さんのお人柄を写したようなギターで、今でも憧れのギターです。

お邪魔させていただき本当にありがとうございました。

 

 

今回の工房訪問にあたり、お世話になった皆様、本当にありがとうございました!!

山梨〜長野工房訪問 1

 

 

 

相変わらずの不定期更新です。

書きたい内容がありすぎて溜まりすぎています。

先日のことですが、かなりの弾丸スケジュールで山梨と長野で活躍されている製作家さんたちの

ところへ一泊2日で工房訪問してきました。

 

急に思い立って連絡したのにも関わらず、すべての方が快く迎え入れてくれました。

 

 

訪問1件目は製作者柳さんのギターブランド、山梨県北杜市にあるWALTS GUITARS。

他にないラインやシンプルだけどグッとくるデザインがすごく気になっていました。

製作者の柳さんはこの時初めてお会いしたのですが、物腰優しく、素晴らしいお人柄でした。完成したギターも見せていただきましたが

作りも美しく、やはり素晴らしかったです。気がつけばもう出発時間タイムリミットでしたので、足早に去ることに。

柳さんありがとうございました。

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次の訪問先は、WALTSさんを出ておおよそ30分くらい、同じ北杜市にある越前さんの主催するEchizenGuitarsへ。

越前さんは去年のCremona Musica以来の再会で、今回初訪問。

窓から匂いがもれてくるシェラックの香りがなんともそそります。

海外に来たみたいな雰囲気が工房から溢れています。木材ストックも素晴らしいし、

ギターもかなり美しい。

越前さんありがとうございました。

滞在時間もあっという間に来て、まだまだ居たい気持ちを抑え、次は韮崎市へ。

 

 

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Iwashita Mandlinans&Guitars

岩下くんが主催する岩下マンドリン&ギターズへ。

看板は自作のようです。

年齢的には僕よりも随分若いのですが、製作技術は非常に高く、ギター製作や、数少ないマンドリン製作者です。

工房はかなり綺麗に整理されており、作りかけのギターもいい音が出そうな雰囲気を漂わせて居ます。

間違いなくこれからどんどん人気が出てくると思います。岩下くんありがとうございました。

 

 

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そして1日目最後の目的地甲府、坂田さんが主催するSakata Guitarsへ。

 

日本を代表する製作者です。到着してすぐにまずは工房の隣にあるカレー屋さん、ハーバーズミルでカレー

をご馳走になりました。ハーバーズミルの店主も坂田さんです。

 

このカレーが抜群に美味しかった。癖になります。

坂田さんはトラディショナルなスタイルのギターを坂田さんなりのスタイルにして製作されています。

そのギターを弾くミュージシャンはとても多く、これは僕の印象ですが、トルクがあり厚みのあるサウンドで、本当にいいギターを作られて居ます。今回も一本OMを弾かせていただきましたが、出来立てとは思えない音がしていました。

ウッディな工房も羨ましかったなぁ。いい工房でした。坂田さんありがとうございました。

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この日は4人の製作家を訪問させていただくことができました。

次回は2日目を記したいと思います。

 

続く

 

 

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークのお知らせ

 

ギリギリのご案内になりましたが、GWは5月4日から6日までお休みさせていただきます。

2日までは、土日も休まずに作業しています。

それ以外はだいたい工房にいますが、不在になることもありますので、ご来訪を考えておられる方は前もってご連絡くださいますようよろしくお願いします。

それではどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

近況

気がつくとブログらしいことは全く書いていませんでした。

どうしても最近便利なインスタグラムに投稿が寄ってしまって、、、

春が近づいてきて、また最近、お久しぶりなお客さんや自分のギターに会えることが多くとても嬉しいし、新たなやる気になります。

 

 

 

そして変わらず製作しています、写真は一部ですが。お尻のアングルばかり。

今年は思うところあって、一年間展示会出展を控える事にしました。

一番はスケジュール的な部分です。

 

今年はもう少し身近な部分を見直していきます。ってもうすぐ四月。

たくさんいい楽器を生み出していきたいと思います。

応援よろしくお願いいたします。

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