NISHIHARA GUITARS

京丹波にあるアコースティックギター・ウクレレ工房です | The acoustic guitar and ukulele workshop in Kyotanba Kyoto Japan.

リペア再開のお知らせ

こんにちは。

非常に暑い日が続いています。

あっという間に8月が目の前です。オリンピックが盛り上がっていますね。個人的には

息子がサッカーをしているためサッカーの試合は欠かさずに見ています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

お待たせしましたが、8月から少しずつリペアを再開します。ただ製作との兼ね合いを見てのリペアになりますので、

納期が長くなってきますので、あらかじめご了承ください。

おおよそですが

ナットサドル交換 すり合わせ等  10日ほど

指板調整、リフレット   2、3週間

その他作業については都度ご相談となります。

急にストップする場合もありますのであらかじめご了承ください。

作業中は電話に出れない場合がありますので、その際はメールにてご連絡下さいますよう宜しくお願いいたします。

 

Fender USA ストラトキャスター リフレット 

 

 

今回はネックが少し動いており、またフレットもかなり減っていたので、打ち替え、指板調整をさせていただきました。

何と言っても美しいシェイプのギター。またサンバースト雰囲気も最高です。

性能はもちろんですが、唯一無二のこのデザインや機構を生み出したFenderの凄さは本当に脱帽です。凄すぎます。

 

 

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Fuller tone ストラト 擦り合わせ

最近お預かりさせていただいた、Fullertone  Guitar の擦り合わせです。

フレットの減りにより押弦に余分なストレスがかかるようになっていたので、擦り合わせ、フレットの頭出しをさせていただきました。

頭出しがしっかりしてあると、フレットが低くなってきても、無理な押弦が必要なくなるので、疲れにくくなります。

僕が小学生の頃、はじめて買ってもらったギターは京都のきんこう楽器で買ったFender Japanのスケールの短いストラトでした。

この形がめちゃくちゃカッコ良いなぁって思ったのが、今でも記憶の中に残っています。

最近自分用のテレキャスが作りたくてうずうずしてます。いつになるのやら。

 

お持ちいただきましたFullertone,フィーリング良くとても良いギターでした。

本当にありがとうございました。

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リフレット アストリアス

8C0A5231-0B01-4C2E-B3AB-0E70D388F5A6アストリアスギターのリフレットです。

 

基本的にリフレットの場合、わずかの歪みでも指板修正はいれています。フレットを打ち直したのちの擦り合わせを、出来る限りしすぎないよう、はじめの段階で狂い抜きをしています。

指板、フレットはしっかりと磨き込んでいます。

こうすることにより滑りがよくなり、必要以上の余分なオイルはいりません。たまにレモンオイルやオレンジオイルの過剰な塗布により、フレット溝にオイルが溜まっていたりする事例を見ますが、過剰な塗布は乾燥防止には効果がでないと感じます。

 

相変わらず肝心な部分の写真は完全に写真を撮り忘れてしまっていますが。

ナットサドルも新規交換で。

非常に弾いていて気持ち良いギターでした。

ありがとうございました。

今年は製作のみならず、リペアもまめに日記的に書いていく予定です。

 

 

 

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クラシックギター

写真は修理後のものですが、

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表板が大きく割れ、欠けて破損した部分もあり穴が空いてしまったスペイン製の手工ギター。オーナーさまと相談の上、今回は塗装をせず、接着と補強で修理させていただきました。(保護のためわずかに隙間をとめています)

オーナーさまから家族のように愛され、僕もその一部分を関わらせていただけた事が本当にありがいです。

今後ギターはまた海を渡り、おそらく僕はこのギターと再会出来る機会はもう無いかもしれませんが、温かく繊細な音色を奏で続けますように。

 

機会を下さり本当にありがとうございました。

 

 

 

お知らせ

リペアセットアップ詳細欄はHPのworkからRepairをご参考下さい。

よろしくお願いいたします。

マーチンウクレレ

現在マーチンのウクレレをタッチアップ、バックの再塗装でお預かりしています。

手前がバリトンで奥がテナーサイズ。無駄な装飾のない綺麗なスタイルです。

経年変化でかなり柔らかくなったラッカーが、ちょっとした拍子にぽろっと塗膜が剥がれたり、

ネバつきがひどくなったりしています。再塗装の唯一のネックは仕上がりが綺麗になりすぎるところです。

磨き加減の調整はしますが、それでもビンテージ感の塗膜に合わせるとわざとウェザーチェックをいれたりとまた同じように劣化していきます。色味はできる限り同じにして、塗膜は新しく、磨きは馴染ませて、また新しい時と共に傷や汚れを刻んで言ってもらう事がうちの工房の方針です。

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サドル2

もう一つサドルの話

ブリッジに嵌めるサドルの出具合は弾き心地や音にも影響します。

経年でかかったテンションによってお腹が膨れたり、サウンドホール側が凹んだり、ネックが起きたり剃ったり、

変化していくギターの形。

弦高もテンション感も音も人によってベストが違うので、それがまた面白い。

奥が深い。

 

 

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サドル

ここ最近の暑さはとんでもない。

去年が暑かったので今年はましかなと思っていましたが、外にいても

中にいてもとんでもない暑さです。

ここ最近パソコンとカメラを触る機会が増えてきましたので、またブログを

まめに書いていこうと思っております。

 

時系列はバラバラですが、今回はサドル交換

GIBSON J-45カスタムの個体です。

元々のセッティングも悪くはなかったのですが、ナットを削り、サドルはミカルタから牛骨へ。

よくある交換作業ですが、弦交換と同じく音が変わる部分です。

まだギター自体は新しいですが、すでに気持ちいい音がなっていて、これからがとても楽しみです。

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年内のリペアについて

残すところあと二ヶ月になりました。

2017年のリペアですが、12月1日が年内お引き渡しの最終日になります。

リペア希望のギターをお急ぎの方はできる限り11月中の受付でお願いいたします。

 

それ以降のお預かりは簡単な調整を除いて来年以降のお引き渡しになりますのでご了承ください。

なお、塗装関連につきましては、内容にもよりますが、来年のお引き渡しになる場合

がございますので改めてご了承ください。

 

それではどうぞよろしくお願いいたします。

 

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新規リペアについて

≪しばらくの間、ご新規さまのリペアの受付をお休みさせていただきます。≫

 

現在の製作の状況から大変お待たせしてしまう可能性がありますので、本日から

しばらくの間お休みさせていただきます。再開は未定ですが、今年の6月から11月の間を予定しております。

 

 

ご新規以外のお客様(本日までに電話、メールでやり取りさせていただいたお客様含め)につきましては、お待たせしてしまうことになってしまいますが、受付させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

大変ご迷惑をお掛けしてしまいますが、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

Nishihara Guitars   西原 悠紀

ここ最近と8弦

 

 

ブログの事をすっかり忘れてしまっていて、書くことはたくさん

あるので、最近のことから。

ギター製作色々と進行しています。今回難材が多く随分と製材に時間がかかってしまいました。

特にハカランダやカーリーの強い材等は板目部分が多いので、普通の自動カンナをかけるとバリバリに飛んでしまうので、

ドラムサンダーで時間をかけて落としていきます。

ものすごーく時間かかるので、最近はロングブレスダイエットしながら製材しています。

効果はいまのところまったくありません。

ギターは九月くらいから順に完成していくと思います。

 

その前はウクレレを切磋琢磨して作っていました。これは後日に書くとして。

 

先日させていただいた8弦ウクレレのリフレットです。

フレット面ががたがたに歪んでいたので、フレットを抜いて指板面を弾きやすくするためゆるーくRをつけて、最近

ハマっているJescarフレットを打ち込んでいきます。

元の状態がフレットの浮きが多かったせいか打ち直した後はすこぶるハキハキとした音になりました。

 

ウクレレもギター同様、むしろ簡単に作れるぶん、フレットまわりが怪しいものが多い気がしています。

よく見ると浮いているフレットって山ほどありますんで。

こうやって直して演奏ストレスがなくなって、普段楽器を弾く時間が5分でも伸びたらこういう仕事

している立場からすれば最高だなーと思います。製作に関してもまったくおんなじ。

 

それにしても多弦楽器っていうのは本当に気持ちいい。

それこそ優れた12弦ギターを作ってもおもしろいかもしれないなぁ。

やりたい、ということが多すぎて、目の前の事が進んでいないような状態になってしまっていますが、

当たり前のようにこなしていけるよう精進していきます。

 

あとまったく私事ですが、6月末に息子が2歳になりました。

人を見て誰か、何をしているかを判断出来るようになってきているので、

なんだか頼りない背中でなく、自信あふれる父親の背中を見せれるよう頑張ります。

 

 

 

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