NISHIHARA GUITARS

京丹波にあるアコースティックギター・ウクレレ工房です | The acoustic guitar and ukulele workshop in Kyotanba Kyoto Japan.

Fuller tone ストラト 擦り合わせ

最近お預かりさせていただいた、Fullertone  Guitar の擦り合わせです。

フレットの減りにより押弦に余分なストレスがかかるようになっていたので、擦り合わせ、フレットの頭出しをさせていただきました。

頭出しがしっかりしてあると、フレットが低くなってきても、無理な押弦が必要なくなるので、疲れにくくなります。

僕が小学生の頃、はじめて買ってもらったギターは京都のきんこう楽器で買ったFender Japanのスケールの短いストラトでした。

この形がめちゃくちゃカッコ良いなぁって思ったのが、今でも記憶の中に残っています。

最近自分用のテレキャスが作りたくてうずうずしてます。いつになるのやら。

 

お持ちいただきましたFullertone,フィーリング良くとても良いギターでした。

本当にありがとうございました。

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久しぶりの再会

先日久しぶりに大ちゃん(森田大地くん)が調整を兼ねて遊びに来てくれました。

力強いタッチなので、今の彼の手に合う微調整に。

また、彼はカメラが好きで素晴らしい写真も撮るのですが、最近フィルムカメラへの興味を話していると、自分の使用している大切なカメラを譲り受けてしまいました。

本当にありがとう。

普段使っているデジタル一眼とはファインダーから覗く景色が違って見えます。

これは嵌まるなぁ。

カメラがお好きな方は、工房にお越しの際は是非教えて下さい。

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リフレット アストリアス

8C0A5231-0B01-4C2E-B3AB-0E70D388F5A6アストリアスギターのリフレットです。

 

基本的にリフレットの場合、わずかの歪みでも指板修正はいれています。フレットを打ち直したのちの擦り合わせを、出来る限りしすぎないよう、はじめの段階で狂い抜きをしています。

指板、フレットはしっかりと磨き込んでいます。

こうすることにより滑りがよくなり、必要以上の余分なオイルはいりません。たまにレモンオイルやオレンジオイルの過剰な塗布により、フレット溝にオイルが溜まっていたりする事例を見ますが、過剰な塗布は乾燥防止には効果がでないと感じます。

 

相変わらず肝心な部分の写真は完全に写真を撮り忘れてしまっていますが。

ナットサドルも新規交換で。

非常に弾いていて気持ち良いギターでした。

ありがとうございました。

今年は製作のみならず、リペアもまめに日記的に書いていく予定です。

 

 

 

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SJ Cutaway

カスタムオーダーいただきましたREYDEN SJです。

トップはムーンスプルース、サイドバックはブラジリアンローズウッドです。

 

今回はご希望でアームレストを施しました。

これは諸説がありますが、僕が理解しているのはウィリアムグリッドラスキンさんというギター製作家の方が考案して実際にギターを作られ、世に広まった仕様です。

以前にも何度か製作していますが、ラスキンさんの許可をいただくため、直接連絡をとり、使用させていただく事を快諾していただいております。改めて心から感謝いたします。

ここは体のサイズやギターの抱え方などで良し悪しは変わってくると思います。

 

ネックは程よく細めに、オリジナルのインレイを入れさせていただきました。

完成したてですが、ふくよかな音になりました。

たくさん弾いていただけますように。

 

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クラシックギター

写真は修理後のものですが、

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表板が大きく割れ、欠けて破損した部分もあり穴が空いてしまったスペイン製の手工ギター。オーナーさまと相談の上、今回は塗装をせず、接着と補強で修理させていただきました。(保護のためわずかに隙間をとめています)

オーナーさまから家族のように愛され、僕もその一部分を関わらせていただけた事が本当にありがいです。

今後ギターはまた海を渡り、おそらく僕はこのギターと再会出来る機会はもう無いかもしれませんが、温かく繊細な音色を奏で続けますように。

 

機会を下さり本当にありがとうございました。

 

 

 

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

本年もNishihara Guitarsをどうぞよろしくお願いいたします。

1月は不定休がいくつかありますが、2月からは通常スケジュールで進行します。

今年も製作と修理と気合いいれて行きます!!

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