3年
November 19, 2015 | 日々
3年前の今日、初めての展示会が、自身の個展でした。
ずっと長くお世話になっていた京都市北区にある革製品のお店カロトさんの町屋を
お借りして一週間、『Tone color』というタイトルの個展をひらかせていただいたのが今では懐かしいです。
3年前の2012年、自宅横のガレージスペースに6畳のプレハブ小屋を建て、近所の大学生の女の子のギター
を調整したのが初めてのお客さんでした。とにかく急いで始めたので、初めは全く製作に手がつかずリペアを中心の仕事。
その初めてすぐ位の時に、カロトのしゅんくんに「うちで展示会をしないか?」と言ってもらったのがはじまりでした。実際は独立するまえからずっと言っていただいてました。
展示会をするのが決まり、それに向けてスタートしたその年の夏、そのずっと前から病床だった母が他界しました。
非常に大きな出来事でした。
ですがそのすぐ後の展示会で忙しくすることで気を紛らわす事が出来た気がします。
そしてむかえたtone color.
ギターとウクレレを並べた展示会、たくさんの方が連日来ていただき、友人のミュージシャンにライブをしてもらい、忘れられない
1週間となりました。今でもそのとき来ていただいた、お付き合いが始まった方たちとはたくさん繋がりを持たせていただいています。
それがきっかけでニシハラギターを知ってもらい、またギターやウクレレを使ってもらい、3年たった今もこうやってそのおかげでギター製作が出来ているんだなぁと実感しています。
今すぐには無理ですが、僕にしかできないような楽しいことがいずれ出来たらいいなと思っております。
次の3年に向けて、3年後もこうやって過去を噛みしめれるよう頑張って行きます。ありがとう「tone color」。