NISHIHARA GUITARS

京丹波にあるアコースティックギター・ウクレレ工房です | The acoustic guitar and ukulele workshop in Kyotanba Kyoto Japan.

マーチンウクレレ

現在マーチンのウクレレをタッチアップ、バックの再塗装でお預かりしています。

手前がバリトンで奥がテナーサイズ。無駄な装飾のない綺麗なスタイルです。

経年変化でかなり柔らかくなったラッカーが、ちょっとした拍子にぽろっと塗膜が剥がれたり、

ネバつきがひどくなったりしています。再塗装の唯一のネックは仕上がりが綺麗になりすぎるところです。

磨き加減の調整はしますが、それでもビンテージ感の塗膜に合わせるとわざとウェザーチェックをいれたりとまた同じように劣化していきます。色味はできる限り同じにして、塗膜は新しく、磨きは馴染ませて、また新しい時と共に傷や汚れを刻んで言ってもらう事がうちの工房の方針です。

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サドル2

もう一つサドルの話

ブリッジに嵌めるサドルの出具合は弾き心地や音にも影響します。

経年でかかったテンションによってお腹が膨れたり、サウンドホール側が凹んだり、ネックが起きたり剃ったり、

変化していくギターの形。

弦高もテンション感も音も人によってベストが違うので、それがまた面白い。

奥が深い。

 

 

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サドル

ここ最近の暑さはとんでもない。

去年が暑かったので今年はましかなと思っていましたが、外にいても

中にいてもとんでもない暑さです。

ここ最近パソコンとカメラを触る機会が増えてきましたので、またブログを

まめに書いていこうと思っております。

 

時系列はバラバラですが、今回はサドル交換

GIBSON J-45カスタムの個体です。

元々のセッティングも悪くはなかったのですが、ナットを削り、サドルはミカルタから牛骨へ。

よくある交換作業ですが、弦交換と同じく音が変わる部分です。

まだギター自体は新しいですが、すでに気持ちいい音がなっていて、これからがとても楽しみです。

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